本因坊戦第7局、6日から 文裕か芝野か 決戦の地は甲府 |
【2021年7月6日(火) 毎日新聞(大矢伸一)】 囲碁の第76期本因坊決定戦七番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ協賛)の第7局は6、7両日、甲府市の常磐ホテルで打たれる。対局する本因坊文裕(32)=井山裕太九段=と挑戦者の芝野虎丸王座(21)は5日、決戦の地となる甲府に入った。本因坊戦が常磐ホテルで打たれるのは、両者による昨年の第75期七番勝負第1局(本因坊文裕の白番中押し勝ち)に続き、2年連続3回目で、最終第7局が行われるのは初めて。新型コロナウイルス感染防止のため、昨年に続き、開幕式や大盤解説会は中止する。両対局者は対局室を検分した後、インタビューに応じた。他棋戦を含め、常磐ホテルでの対局が十数回に上る本因坊文裕は「安心感があり、気持ち良く対局に臨める」。芝野王座は「自室から対局室まで結構歩くので、気分転換になる」とそれぞれ印象を語った。常磐ホテルの小沢行広・執行役員営業部長は「両対局者は大切なお客様でもある。囲碁以外のことに気を使わせないようにして、対局に専念していただきたい」と述べた。対局は6日午前9時から始まり、7日まで打たれる。
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