仲邑菫二段、女子世界戦で初白星 囲碁、韓国の元覇者を圧倒 |
【2021年7月26日(月) 朝日新聞デジタル(大出公二)】 囲碁の女子世界戦「第4回呉清源杯」第1ラウンドが18日開幕し、仲邑菫二段が1回戦で第1回優勝の韓国の金彩瑛(キムチェヨン)六段を破り、世界戦初勝利を挙げた。大会には日中韓台、北米、欧州から24人が出場。日本勢5人のうちの1人に選ばれた仲邑は、格上の金を圧倒し、自身の公式戦100戦目を大金星で飾った。しかし、2回戦で前回優勝の中国の周泓余(しゅうおうよ)六段に敗れた。日本勢は仲邑のほか鈴木歩七段、上野愛咲美女流棋聖も1回戦を突破したが、いずれも2回戦で敗退。シード選手として2回戦から登場した藤沢里菜女流本因坊のみ20日の準々決勝にコマを進めたが、前回準優勝の中国の於之瑩(おしえい)六段に敗れ、全員姿を消した。4強は中国3人、韓国1人で占められ、11月30日〜12月4日に準決勝、決勝が打たれる予定。
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