上野女流棋聖が囲碁新人王戦三番勝負へ進出 |
【2021年8月9日(月) 産経新聞】 囲碁の第46期新人王戦の準決勝が9日、大阪市中央区の関西棋院で行われ、上野愛咲美女流棋聖(19)=四段=が西健伸(たけのぶ)五段(21)を破り、決勝三番勝負進出を決めた。前年の予選開始時に25歳以下、六段以下の棋士に参加資格がある新人王戦で女性が決勝に進むのは、第22期(平成9年)の青木喜久代八段以来2人目で、優勝者はいない。上野女流棋聖は今秋行われる外柳是聞(そとやなぎ・せぶん)三段(26)との三番勝負で、女性初の新人王を目指す。約480人いる囲碁棋士の中で、上野女流棋聖の勝利数37勝(13敗)はトップ。男女混合棋戦では昨年、藤沢里菜女流本因坊(22)が30歳以下・七段以下による若鯉戦で女性として初優勝を飾っている。上野女流棋聖、藤沢女流本因坊ともに、進行中の「大和ハウス杯 第60期十段戦」(産経新聞社主催)で40人が争う最終予選に進んでいる。
| |