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囲碁界に国際棋戦基準の新公式戦「俊英戦」誕生 一力遼二冠「貴重な経験に」
【2021年8月10日(火) スポーツ報知
 囲碁の日本棋院は10日、新しい公式戦として「テイケイ杯俊英戦」「テイケイ杯レジェンド戦」「テイケイ杯女流レジェンド戦」の3棋戦を新設すると発表した。「俊英戦」は25歳以下(予選開始年4月1日時点、以下同)の棋士による棋戦。リーグ戦、決勝三番勝負は持ち時間各2時間の休憩なしと、国際棋戦の基準を見据えている。中国、韓国勢に苦戦を強いられる現状を打破するための舞台という役割を担う棋戦になる。一力遼二冠(24)=碁聖、天元=は「国際棋戦を意識して照準を合わせるのは貴重な経験になります。世界戦で戦える棋士を、という期待に応えられる活躍をしたいです」と抱負を述べた。棋戦追加により日程は過密になるが「韓国や中国は午前午後で違う棋戦を打つ過密スケジュールにも臨んでいる。棋戦が増えるのはやり甲斐を感じます」と前向きだった。「レジェンド戦」は60歳以上の七大タイトル獲得経験者、60歳以上の前年賞金ランキング上位棋士らによる棋戦。「女流レジェンド戦」は45歳以上の女流棋戦タイトル獲得経験棋士、45歳以上の前年賞金ランキング上位女流棋士による棋戦。俊英戦は10月、レジェンド戦は10月、女流レジェンド戦は9月から始まる。各決勝は囲碁・将棋チャンネルで放送される。


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