牛栄子三段 女流棋士として12人目の本戦進出 小林覚九段を下す |
【2021年11月15日(月) 日刊スポーツ】 囲碁の第47期碁聖戦予選A決勝の小林覚九段(62)対牛栄子(にゅう・えいこ)三段(22)が15日、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。結果は223手まで牛が黒番(先手)中押し勝ちし、本戦進出を決めた。牛の7大棋戦(棋聖・名人・本因坊・王座・天元・碁聖・十段)での本戦入りは初めて。女流棋士としては、1979年(昭54)4月に故本田幸子八段が第5期天元戦で初めて進出して以来、12人目(のべ17回目)。本戦初戦突破の例は19年1月の第45期天元戦で藤沢里菜現女流4冠(女流本因坊・女流名人・女流立葵杯・扇興杯=23)が高橋真澄三段、今年10月の第60期十段戦で孫(そん・まこと)七段をそれぞれ下している。牛は17年の女流棋聖戦挑戦者。18年には扇興杯準優勝。今年6月の女流立葵杯では準決勝で仲邑菫二段を下して挑戦者決定戦まで勝ち上がったが、上野愛咲美女流棋聖に敗れている。
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