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上野女流棋聖54勝、女性初の最多勝 昨年囲碁公式戦
【2022年1月17日(月) 朝日新聞(大出公二)】
 昨年の囲碁公式戦で、上野愛咲美女流棋聖が全棋士中最多の54勝を挙げ、女性として史上初めて勝ち星ランキング1位となった。中学生棋士の仲邑菫二段も43勝で3位に入るなど、女性の台頭を象徴する記録ラッシュとなった。公式戦には女流棋戦や若手棋戦など性別や年齢制限のある棋戦が含まれる。20歳の上野は多くの棋戦に出場できるアドバンテージがあるものの、女流棋戦を除いても35勝の好成績。若手棋戦の若鯉戦優勝、新人王戦準優勝など、女流の枠を超えて活躍した。12歳の仲邑は連勝部門でも13連勝の2位。同期の16歳、福岡航太朗三段も13連勝で並び、勝率部門でも7割6分5厘で2位。各部門で上野や令和三羽ガラスを含め10代から20代前半の棋士が軒並み上位に名を連ねた。

 ■勝ち星
(1)上野愛咲美女流棋聖 54勝25敗
(2)許家元十段     45勝21敗
(3)佐田篤史七段    43勝19敗
(3)仲邑菫二段     43勝18敗

 ■勝率
(1)常石隆志五段  0.769(29勝8敗)
(2)福岡航太朗三段 0.765(39勝12敗)
(3)志田達哉八段  0.750(30勝10敗)

 ■連勝
(1)一力遼九段   14連勝
(2)福岡航太朗三段 13連勝
(2)仲邑菫二段   13連勝


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