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十段戦挑戦者に余八段、5期ぶりに五番勝負進出
【2022年1月27日(木) 産経新聞
囲碁の「大和ハウス杯 第60期十段戦」(産経新聞社主催)の挑戦者決定戦が27日、大阪市中央区の関西棋院で行われ、余正麒(よ・せいき)八段(26)が佐田篤史七段(26)を破り、第55期以来の五番勝負進出を決めた。初防衛を目指す許家元(きょ・かげん)十段(24)とのシリーズは3月1日、大阪府東大阪市の大阪商業大学で開幕する。余八段は1995(平成7)年、台湾出身。平成21年に関西棋院に入段した。27年に若手棋戦で優勝したあと28年に王座戦、29年に十段戦の五番勝負に挑んだが、いずれも井山裕太五冠に敗れている。29年からは所属棋士で争う「関西棋院第一位決定戦」を5連覇中。昨年の42勝17敗は所属棋士で2位、勝率.712は1位だった。余八段は、前期も挑戦者決定戦に進みながら、許十段に敗退、許十段がタイトルを奪っている。余八段は「挑戦権を獲得できたのはうれしい。許十段はトップ棋士なので、あまり勝ち負けを意識せず対局できれば」と話した。


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