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「怪力」韓国のシン・ジンソ、日本の一力遼を下し世界囲碁最強戦で逆転優勝
【2022年2月28日(月) ハンギョレ新聞(キム・チャングム先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr ))】
 シン・ジンソ九段が「怪力」を発揮し、農心杯2年連続制覇の主役になった。シン・ジンソ九段(22)は26日、韓国と日本でオンラインで開かれた第23回農心辛ラーメン杯・世界囲碁最強戦の最終14局で、一力遼(25)九段に対し188手で白の中押し勝ちを収めた。4連勝を目指すシン・ジンソは韓国チームの逆転優勝を引き出した。農心杯は、韓・中・日の3国から5人ずつが出場し対決するチーム対抗戦だ。シン・ジンソは昨年も韓国チームの最終走者として出場し、5連勝を上げ逆転劇を遂げた。優勝賞金は5億ウォン(約4800万円)。シン・ジンソは、この日の勝利で昨年6月8日以来外国棋士との公式対局で28連勝を記録した。シン・ジンソはこの日、白64手から変化を作り始め、下辺で白4目を死に石として活用し優勢を掴んだ。100数手を置いた時点ではAI勝敗予測で相手を大きく上回るなど完勝ムードを作った。後半の緩手で差は縮まったが、秒読みに追い込まれた一力の失着を契機に勝敗を決めた。シン・ジンソは対局後「序盤は良かったが最後に細かくなったのがやや惜しい。疲れが溜まったようだ。幸い時間が少し残って、うまく整理ができた」と明らかにした。また「序盤は苦しかったがファンの応援が大きな力になった。今年、残った世界大会とアジア競技大会でも最善を尽くし良い結果を出したい」と覚悟を伝えた。ソン・テゴン解説委員は「今の勢いがあれば、シン・ジンソを止められる棋士はいないと思う」と評価した。シン・ジンソは、昨年からの通算で農心杯9連勝を続けており、この部門で2位に上がった。この部門の1位は、1〜6回大会で14連勝し韓国を大会6連覇に導いたイ・チャンホ九段が持っている。シン・ジンソの活躍で、韓国は通算14回目の優勝を果たし、シン・ジンソは4連勝で2000万ウォン(約190万円)の連勝ボーナスを獲得した。


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