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囲碁棋聖戦、一力遼九段が初の棋聖奪取…「少し成長できた」
【2022年3月18日(金) 読売新聞オンライン
 囲碁界の最高位を争う第46期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、井山裕太棋聖(32)と挑戦者・一力遼九段(24)の第7局が17日から京都市の世界遺産「仁和寺」で行われ、18日午後7時2分、一力九段が199手までで先番中押し勝ちし、通算4勝3敗で初の棋聖位を獲得した。優勝賞金は4500万円。敗れた井山棋聖は囲碁七大タイトルの最多連覇記録に並ぶ10連覇を逃し、名人、本因坊、王座、碁聖の四冠に後退した。一力新棋聖は宮城県出身。宋光復九段門下。16歳9か月の史上最年少で棋聖戦リーグ入りを果たすなど、早くから頭角を現した。2020年に初の七大タイトルとなる碁聖を獲得し、同年、天元も奪取して二冠になった。昨年、防衛に失敗して無冠となったが、棋聖2度目の挑戦となった今期の七番勝負では、正確な読みに裏付けられた打ち回しで井山棋聖を下し、囲碁界の第一人者に躍り出た。20年4月には棋士の傍ら、河北新報社に記者として入社している。

 一力新棋聖の話「(4年前の初挑戦より)少し成長できた部分はあると思う。ただ、内容的に及ばない部分も感じた。引き続き頑張りたい」


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