囲碁名人戦リーグ 芝野虎丸、志田達哉との無敗決戦制し3勝0敗で単独首位 |
【2022年3月26日(土) 朝日新聞(大出公二)】 第47期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は26日、芝野虎丸九段が志田達哉八段との無敗決戦を制し、3戦全勝で単独首位に立った。初黒星がついた志田は2勝1敗となった。芝野の形勢判断が光った一局だった。序盤から戦いらしい戦いがなく、早い段階で互いの領土の境界線を定めるヨセに入り、足りないとみた志田が芝野の174手目を見て投了を告げた。終局時間は午後5時42分。持ち時間が各5時間と長い名人戦リーグではかなり早い。今年に入って芝野の成績は、本局を入れて4勝7敗。珍しく負け越しているが、四つの白星のうち三つが名人戦リーグで、ただひとりの無敗者となった。
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