囲碁の山田規三生九段が1000勝達成 33年2カ月、史上30人目 |
【2022年6月30日(木) 毎日新聞(新土居仁昌)】 囲碁の山田規三生九段(49)が30日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で打った第48期名人戦予選B決勝で高橋真澄四段(33)に198手で白番中押し勝ちし、公式戦通算1000勝(487敗)を達成した。史上30人目。プロ入りから33年2カ月での達成は歴代10位。達成時の勝率6割7分2厘は9位。山田九段は「ここ数年目標にしていたので、達成してほっとしました。今後も自分のペースで頑張りたい」と喜んだ。山田九段は大阪市出身。関西総本部の所属で、1997年の第45期王座戦で柳時熏王座(当時)からタイトルを奪取し、同総本部に初めて7大タイトルの一つをもたらした。他に新人王戦とNHK杯の優勝、世界戦の三星火災杯準優勝など。力で振り回す戦いの碁風から「ブンブン丸」のニックネームがある。
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