藤沢里菜女流本因坊、リーグ入りまであと1勝 快挙へ2度目挑戦 |
【2022年8月11日(木) 毎日新聞(新土居仁昌)】
囲碁の藤沢里菜女流本因坊（23）が11日、大阪市中央区の関西棋院で打った第78期本因坊戦（毎日新聞社主催）最終予選準決勝で、村川大介九段（31）に174手で白番中押し勝ちし、決勝進出を決めた。11連覇中の本因坊文裕（33）＝井山裕太九段＝への挑戦者を決めるリーグ入りをかけた決勝の相手は大竹優六段（20）。藤沢女流本因坊が勝てば女性初のリーグ入りの快挙となる。タイトル戦の挑戦者をリーグ戦で決めるのは3大棋戦と呼ばれる本因坊戦、棋聖戦、名人戦だけ。藤沢女流本因坊は2019年に第45期名人戦最終予選で初めて決勝に進出したが、一力遼棋聖（25）に敗れ、リーグ入りはならなかった。棋聖、名人両棋戦でも女性棋士のリーグ入りはこれまでなく、藤沢女流本因坊の2度目の挑戦が注目される。藤沢女流本因坊は女流名人も持ち、段位は五段。
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