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一力棋聖、仙台であす16日から第4局 棋聖戦 宮城県知事公館で
【2023年2月15日(水) 河北新報
 仙台市出身の一力遼棋聖(25)に芝野虎丸名人(23)が挑戦している囲碁の第47期棋聖戦7番勝負の第4局(読売新聞社主催、河北新報社共催)が16、17の両日、仙台市青葉区の宮城県知事公館で打たれる。2勝1敗の一力棋聖が33勝目を挙げて棋聖位の初防衛に王手をかけるか、芝野名人が2勝2敗として勝負を振り出しに戻すか、注目の対局となる。持ち時間は各8時間、16日午前9時に一力棋聖の黒番で対局を開始し、午後6時の手番側が1日目を封じる。17日午前9時に再開し、同日中に決着する予定。立会人は山下敬吾九段。第4局の舞台となる県知事公館は1921(大正10)年、旧陸軍省が第二師団長の官舎として建てた建物で、長年、迎賓館として使われてきた。2006年に一般への貸し出しが始まり、囲碁や将棋の対局に使われるのは初めてとなる。

■多くの観戦に期待

 村井嘉浩宮城県知事の話 県知事公館でのタイトル戦は初めてで大変うれしい。県出身の一力棋聖が初防衛に臨み、とても楽しみだ。多くの県民が7番勝負の分岐点になる第4局を観戦し県の囲碁文化が活気づき、一力棋聖に続く若い棋士が生まれるきっかけになることを期待している。

■地元の応援感じて

 郡和子仙台市長の話 囲碁界で数々の最年少記録を塗り替え、東北出身者として初めて「棋聖」のタイトルを獲得するなど活躍は市民の大きな誇りになっている。地元仙台での開催となる第4局では、市民の応援を間近に感じながら、より一層の力と持ち味を発揮してほしい。


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