関西棋院の池坊雅史新理事長が就任会見 囲碁界に“大谷翔平級”人材育成に「必ずつくれる」意欲 |
【2023年6月28日(水) 日刊スポーツ】 囲碁の関西棋院(大阪市)の新理事長に27日付で就任した華道家元池坊総務所事務総長の池坊雅史氏(62)が28日、大阪市内で会見した。「囲碁の魅力を日本だけではなく、世界にも広めていきたい」と抱負を述べた。世界で活躍する米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手(28)を例に、囲碁界でも「英才教育をやっていけば、必ず(大谷選手のような人材)がつくれると思っている」と世界と戦える“大谷級”の人材育成に意欲を見せた。池坊氏は埼玉県出身。85年、東京大法学部卒業後、大蔵省(現財務省)に入省、広島国税局三原税務署長、シンガポール日本大使館一等書記官など歴任し95年退官。名古屋商科大客員教授、日本医療秘書専門学校長、池坊短期大学長なども務めた。任期は2年。妻は華道家元池坊の次期家元、池坊専好(せんこう)氏。現在は国内最古の華道組織を裏方として支えている池坊氏は「どんな世界の財政基盤がしっかりしていなければいけない」と財政改革も視野に入れた。
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