趙治勲九段、韓国公式棋戦に初めて出場 |
【2017年6月23日 韓国・中央日報】
日本棋院所属の棋士として活躍する趙治勲(チョ・チフン)九段(61)が「2017韓国棋院総裁杯シニア囲碁リーグ」に出場する。趙九段が世界大会やイベント大会でない国内公式棋戦に参加するのは今回が初めて。韓国棋院側は6月22日、今年のシニアリーグで新チームを結成したKHエネルギー(会長ソン・ジンス)が第1指名棋士に趙治勲九段を指名したと6月22日、明らかにした。趙九段は釜山(プサン)を根拠地とするKHエネルギーのソン・ジンス会長の小学校の友人。釜山生まれの趙九段は6歳だった1962年に日本に渡り、故・木谷実九段の門下で修行し、68年に当時の世界最年少(11歳9カ月)で入段した。その後、日本3大タイトルの棋聖(8回)、名人(9回)、本因坊(12回)など日本囲碁界で最多(74回)タイトルを獲得した。83年には7大タイトルを総なめにする「グランドスラム」を達成した。本因坊10連覇(1989年−1998年)も趙九段の偉業だ。今年4月には日本囲碁界史上初めて通算1500勝を達成した。
7月20日に開幕する「2017韓国棋院総裁杯シニア囲碁リーグ」は所属や国籍の制限なく満50歳以上(1967年以前の出生者)のプロ棋士が参加する大会。今年はKHエネルギー(監督キム・ソンネ)をはじめ、三陟(サムチョク)海上ケーブルカー(監督ユン・ジョンソプ)、ソウルサイバーオロ(監督ユ・ゴンジェ)の新生3チームが合流し、計7チームが争う。7チームは7月24日に始まる正規リーグで14ラウンドダブルリーグ(計42試合・126局)で順位を決める。上位4チームが準プレーオフとプレーオフ、チャンピオン決定戦の順でポストシーズンを行い、チャンピオンを決める。優勝賞金は3000万ウォン(約293万円)。
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