洪爽義 ホン・ソッギ Hon Soggi ホン・ソッギ | 19??年?月?日生れ 韓国出身 | |
アマ6段。元韓国棋院院生。2015年7月1日関西棋院初段。 | ||
棋風: 渾名: | ||
洪選手は韓国の大学で日本語と日本文学を学び、2011年春来日した。2008年に東京で開催された世界学生王座戦で準優勝。2009年には世界のトップ棋士の出場するBCカード杯世界囲碁選手権にアマとして出場するなど、高い実績を持つ。 | ||
写真(24歳) 写真(28歳) | ||
【2012年7月31日 朝日新聞(村瀬信也)】 第7期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負(朝日新聞社、日本棋院主催)は洪ソッ義(ソッは夾の人がそれぞれ百、ホン・ソッギ)さん(25)=大阪府箕面市=が挑戦者の河成奉(ハ・ソンボン)さん(30)=東京都中野区=を2連勝で破り、2連覇を果たした。互いに手の内を知り尽くす「韓流」対決は、洪さんの落ち着きが目立った防衛劇となった。挑戦者に名乗りを上げた河さんは、昨年の阿含・桐山杯第18期全日本早碁オープン戦でプロに8連勝して8強入りした強豪。だが、昨年の全国大会では洪さんに敗れており、今回は雪辱戦となった。神奈川県湯河原町のゆがわら石亭で打たれた三番勝負。7月28日の第1局は、優位に立った洪さんが河さんの追い上げをかわして、幸先の良いスタートを切った。7月29日の第2局。布石では河さんに分があったが、中盤に入り、洪さんが盛り返す。左辺の折衝が一段落した後の黒51で、洪さんは「良くなったと思った」。河さんも白52と打ち込んだが、重い形になってしまい、形勢は好転しない。河さんは、黒39と入られた後の対応が「甘かった」と悔やんだ。その後も、河さんの抵抗に対し、洪さんは冷静に対応して勝ちきった。 洪さんと河さんは、韓国にいた頃から何度も盤を挟み、今でも食事をする仲だ。河さんが挑戦を決めた時も、電話で祝福したという。洪さんは「これまでは、ほとんど僕が負けている。以前は中盤まで良くても、ヨセで逆転されることが多かった」と話す。洪さんは韓国・木浦出身。大学で日本文学などを専攻し、昨年来日した。囲碁指導員として働きながらプロを目指している。「自分より強い人と打つのが楽しみだった。まだ足りない部分があるので、さらに頑張りたい」と謙虚に語った。立会人の上村陽生九段は「洪さんは落ち着いて打つように心がけていた。疑問手も少なかった。今回の三番勝負は相当水準が高かったと思います」と評価した。 |