大沢摩耶
おおさわ まや
Osawa Maya
おおさわ まや
1980年9月16日生れ

日本出身
埼玉県出身。元日本棋院院生。鳳雛戦ベスト16、アマ最強戦ベスト16。平成14年度全国女流アマ優勝。大沢奈留美四段は実姉。
棋風:
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大沢摩耶のブログ
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【2012年9月4日 朝日新聞(伊藤衆生)】
ロンドン五輪にあわせて8月、隣国・仏リールで開かれた第2回ワールドマインドスポーツゲームズ(WMSG、頭脳スポーツ五輪)の囲碁に出場した日本勢が、ペア碁で金メダル、女子個人戦で銀メダルを獲得した。ライバル国が欠場するなか、急造の日本チームが大舞台で活躍した。金メダルに輝いたのは大沢摩耶さん(32)と中曽根理樹さん(21)のペア。1〜5回戦を4勝1敗で通過し、準決勝で台湾ペア、決勝で別の台湾ペアを破った。大沢さんは女子個人でも準優勝した。
囲碁は8月13〜23日に約30カ国・地域の選手が、男女の各個人戦、団体戦、ペア戦、U21戦(21歳以下)でメダルを争った。中国と韓国は不参加だったが、プロ、アマを問わず主要な国際大会で長く優勝から遠ざかっている日本にとっては、久々の朗報となった。大沢さんは全日本女流アマ選手権で優勝経験のあるトップアマ。「メダルを二つも取れるなんて」と喜んだ。プロを目指して勉強中という中曽根さんは「大会で優勝という結果を残すことがほとんどなかったのでうれしい。いいコンビだった」。2人は面識がなかった。しかも「ペア碁の経験がなく、戸惑った」と中曽根さん。練習は現地でのわずか1回。「一局ごとに意思の疎通ができてきた。決勝は途中で互いの考えがバラバラになったが、苦しくなってから息が合った」と大沢さん。メダル数は台湾が11個(金4、銀4、銅3)と圧倒。大沢さんは「台湾の力の入れようがすごかった。事前にプロを招いて強化合宿をやったそうです。個人3位のカナダの女子選手も強くて、どこもレベルが高いなと感じました」と話した。