小林泉美
こばやし いずみ
Kobayashi Izumi
1977年6月20日生れ

東京都出身
1995年入段。1998年三段、1999年6月四段。2001年7月五段。2004年4月1日六段(賞金ランクで昇段)。
小林光一九段の長女。2004年1月12日、張栩九段と結婚。
棋風:地に辛く激しい碁。
揮毫:彗眼
タイトル獲得数:10個(うち世界タイトル:0個)
対局日棋戦名年齢コメント
2007年6月(第1期)大和証券杯ネット囲碁レディス優勝30歳非公式戦
2005年12月(第7期)女流最強戦優勝28歳
2004年(第1回)女流早碁27歳
2004年(第16期)女流名人27歳
2003年(第15期)女流名人26歳
2003年(第22期)女流本因坊26歳
2002年(第21期)女流本因坊25歳
2001年(第20期)女流本因坊24歳
2001年(第13期)女流名人24歳
1999年(第2期)女流棋聖22歳
1998年(第1期)女流棋聖21歳
2001年1月1日以降国際棋戦成績=0勝4敗(対韓国:0勝2敗、対中国:0勝2敗、対他:0勝0敗)
対局日棋戦名勝敗対戦相手
2005.01.17正官庄杯戦徐宝五段(中国)
2003.10.08正官庄杯戦孟昭玉二段(中国)
2002.11.07正官庄杯戦内廼偉九段(韓国)
2002.01.29豪爵杯戦趙恵連三段(韓国)
2000.10.01興倉杯戦朴ヤ恩二段(韓国)
2000.09.28興倉杯戦何暁任五段(カナダ)
2000.08.19東方航空杯戦内廼偉九段(韓国)
2000.08.18東方航空杯戦小川誠子六段(日本)
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【2006年1月30日 朝日新聞「棋士快声」(荒谷一成)】
昨年末の第7期女流最強戦決勝戦で小西和子八段を破り、タイトル獲得・優勝回数が女性では史上最多タイの10となった。同時に女流時本因坊など現在の女流四棋戦を一度は制覇する初のグランドスラムを達成。「意識してなかったけれど、積み重ねが結実して嬉しいです」
プロになって11年目。この間「女性初」などの記録を次々打ち立ててきた。
・NHK杯で女性初の2勝で2回戦進出
・十段戦で女性初の本戦(16人)入り
・予選でなく本戦で初の親子対戦の実現
 …
盤上でも女流本因坊だった2年前、張栩本因坊(当時)との結婚で囲碁界初の「本因坊カップル」誕生とファンを喜ばせた。結婚しても「がんばりすぎる」性格は、囲碁でも実生活でも変わらないそうだ。だが、「一つの考えに捕らわれがちだった面は、薄れました」という。服の色も独身時代はピンクが好きだったが、結婚後は「黒や濃紺のほうが気が引き締まるという夫の影響で、私もダーク形が好きになりました」
このところ「夫婦で囲碁を楽しむ趣味を是非」と初対面の人に勧めている。「夫婦の会話が増えるし、お互いを立てる楽しみもあります。弱くても例えば布石をきれいに打つことに喜びを見出せるし、子供がいればしつけも自然にできますから」。本業も好みも夫に近づき、3月には出産予定。母親になっても囲碁は続ける。囲碁界最強のカップルは幸福感に包まれている。