植木善大
うえき よしお
Ueki Yoshio
1969年2月25日生れ

大阪府出身
山下順源七段門下。1985年4月1日入段。1985年二段。1987年三段。1988年四段。1990年五段。1991年六段。1994年七段。2001年八段。2016年8月10日肝硬変のため死亡。
門下にプロ棋士・武井孝志他。
棋風:手広く構えて隙を突く狙いの碁を打つ。棋風は本格派で穏やか。黒番のときは中国流で打つ。
揮毫:

日本棋院の情報
【「NHK囲碁講座」(2006年3月号)】
植木善大八段は後進の育成に熱心なことで有名だ。おもにプロ予備軍である院生の、そのまた前の段階にいる子供たちを育てている。「いろいろ弟子から教わることも多いですし、若い子は楽しいですよ」という。
植木八段もかつては山下順源七段のもとで内弟子生活を送っていた。その恩返しの意味もあって19歳(!)の時から弟子を取り始めた。「ただ、自分自身もまだ若かったので、いわゆる『師匠と弟子』というのではなかった。研究会のようなもので一緒に勉強しようって感じでした」
休みの日ともなれば、植木家には10人ほどの弟子が集まって賑やかに碁の研究に打ち込んでいるそうだ。「強くなりたいというだけの子は引き受けません。プロになりたい子の面倒を見ます」。これが植木八段の方針だ。