青木喜久代
あおき きくよ
Aoki Kikuyo
1968年5月24日生れ

東京都出身
菊池康郎門下。1980年(第1回)小学生名人戦第4位。1981年院生。1986年入段。2000年9月八段。
青木紳一九段は実兄。
棋風:
揮毫:道
タイトル獲得数:12個(うち世界タイトル:0個)
対局日棋戦名年齢コメント
2021年12月(第1期)帝警杯女流伝奇戦優勝53歳
2012年2月(第15期)女流棋聖戦優勝43歳
2006年2月女流名人37歳
2002年2月女流名人33歳
2001年12月女流最強33歳
2000年8月女流鶴聖32歳
2000年3月女流名人31歳
1999年3月女流名人31歳
1994年11月女流鶴聖26歳
1992年女流鶴聖24歳
1991年女流鶴聖23歳
1990年女流名人22歳
2001年1月1日以降国際棋戦成績=8勝8敗(対韓国:3勝3敗、対中国:3勝4敗、対日本:0勝1敗、対他:2勝0敗)
対局日棋戦名勝敗対戦相手
2009.12.20第8回正官庄杯第5局朴紹R二段(21)(韓国)
2009.09.25>第8回正官庄杯第4局王晨星二段(18)(中国)
2009.01.12>第7回正官庄杯第6局宋容慧初段(中国)
2008.03.03第6回正官庄杯戦范蔚菁二段(中国)
2008.03.02第6回正官庄杯戦金世実二段(韓国)
2008.01.11第6回正官庄杯戦宋容慧初段(中国)
2008.01.10第6回正官庄杯戦李瑟娥初段(韓国)
2007.10.30第1回遠洋地産杯第2回戦加藤啓子五段(日本)
2007.10.290第1回遠洋地産杯第1回戦趙裴アマ6段(欧州)
2006.12.12第4回正官庄杯戦魯佳初段(中国)
2006.11.26第1回大理旅行杯戦曹又尹二段(中国)
2003.10.10第1回正官庄杯戦内廼偉九段(韓国)
2003.10.08第1回正官庄杯戦于梅玲四段(中国)
2001.01.09興倉杯戦内廼偉九段(韓国)
2000.10.01興倉杯戦李知R二段(韓国)
2000.09.28興倉杯戦陳青琴アマ6段(台湾)
日本棋院の情報 新浪体育 写真(35歳) 写真(38歳) 写真(38歳) 写真(39歳) 写真(41歳)
【2006年3月27日 朝日新聞「棋士快声」(荒谷一成)】
小山栄美女流名人を破って4期ぶりに返り咲いた。小山さんはともに神奈川県藤沢市に住んでいた。少女時代からのライバルだ。母親となった今は、ママさん棋士の研究会で研鑚を積む仲である。「子供が急に熱を出したり、幼稚園の行事と重なったりで、集まりが良くなくって」
元アマ名人・菊池康郎さん主宰の緑星囲碁学園出身。10歳ばかり下に山下敬吾棋聖や加藤充志八段らがいた。「緑星の長女」は多士済々の「弟たち」の思い出を率直に語る。「山下君はひねくれ者で頑固者。加藤君はのらりくらりしていて、訳わかんない子供でした。溝上知親八段は納豆ばかり食べる変な面はあったけれど、結構普通ではあったです」
どんな話題でも発言はさっぱりしている。つい最近まで大体5時間だった対局の持ち時間が、国際戦に合わせて今やほとんど3時間に縮められたことについて、「3時間では布石で工夫する余裕がなく、碁は短調になりがち。手所が良く見える若い棋士ほど有利です。一部は5時間に戻して欲しいし、3時間ならば週1回では物足りないので、2、3局打ちたいです」
棋風の自己分析は「厚い碁が好きで、地に甘くなりがち」。銀行員の夫は帰宅が遅く、夫婦の会話は夜半になりがちという。長女は4月から小学校1年、次女は幼稚園の年中組だ。「棋士の世界は狭い。子供は伸び伸び育てたいので、棋士にはしない」

【2005年6月13日 共同通信】
青木喜久代八段が6月13日、東京都千代田区の日本棋院で行われた第15期竜星戦予選で三王裕孝九段に勝ち、女流棋士史上最年少となる37歳0カ月で公式戦通算400勝(309敗4持碁)を達成した。400勝は同史上6人目。
これまでの最年少記録は小川誠子六段の48歳0カ月。入段から19年2カ月での達成は女流棋士最速で、400勝時の勝率5割6分4厘も同史上1位となった。