山田規喜
やまだ のりよし
山田规喜
Yamada Noriyoshi
1972年3月28日生れ
A型
福井県出身
関西棋院所属。本田邦久門下。1987年9月入段。1999年6月三段。2003年4月7日九段。
棋風:
揮毫:
1998年(28期)新鋭トーナメント戦準優勝(26歳)
関西棋院の情報
【「囲碁講座」(2004年12月号)】
小学3年の夏休みに家族で行った四国旅行で碁を覚えました。兄貴が碁を知っていて3段の父親と対局していたのを見て興味を持ったのです。碁は面白かったですね。たまたま自分に合ったのです。関西棋院の1階には囲碁サロンがあるのですが、父が行っていたので一緒に連れて行くようになりました。囲碁サロン受付の上田さんの紹介で小学4年で東大阪囲碁研究会へ入りました。まだ10級くらいだったと思います。大阪・鶴橋にあって、自宅から電車で30分、毎日通いました。学校から帰ってから行って家に帰るのが夜11時くらいになるほどでした。

中学3年で院生になって、入段直前のころ、たまたま関西棋院に来られた本田邦久先生を紹介して頂きました。最初に2子の手合で2、3局打って、さらに院生で打った碁を見て頂きました。これがきっかけで本田先生の研究会に通わせて頂けることになりました。研究会通いは7、8年続いたと思います。本田先生は弟子をとらない感じでした。私が正式に門下と認めてもらったのもプロ五段になってからのことでした。

研究会では、自分の基礎を築けたと思います。それまではわからないことがあっても、わかろうとしていませんでした。実際やるのは本当に大変で、いつも安易な結論しか出していませんでした。けれども先生は僕らが曖昧にしていたところまで踏み込んでやられている。つぶれるのと紙一重。ここまで踏み込まないと上では勝てないのかという厳しさを学びました。