向井千瑛
むかい ちあき
向井千瑛
Mukai Chiaki

1987年12月24日生れ

東京都出身
本田幸子七段門下。1999年(第20回)小学生名人戦優勝。2004年4月1日入段。2007年7月13日二段(勝ち数=30勝昇段)。2009年2月1日三段(賞金ランクで昇段)。2010年2月1日四段(賞金ランクで昇段)。2012年1月1日五段(賞金ランクで昇段)。
向井3姉妹(長女・三村芳織、次女・長島梢恵)の3女(末っ子)。2013年9月21日結婚(夫は杉本明八段)。
棋風:
揮毫:
2011年12月31日現在通算成績=156勝123敗
2012年24歳??勝??敗通算???勝???敗2012年1月1日五段(賞金ランクで昇段)。
2011年23歳28勝23敗通算156勝123敗
2010年22歳19勝17敗通算128勝100敗2010年2月1日四段(賞金ランクで昇段)。
2009年21歳22勝13敗通算109勝83敗2009年2月1日三段(賞金ランクで昇段)。
2008年20歳26勝18敗通算87勝70敗
2007年19歳20勝15敗通算61勝52敗2007年7月13日二段(勝ち数=30勝昇段)。
2006年18歳27勝15敗通算41勝37敗
2005年17歳10勝14敗通算14勝22敗
2004年16歳4勝8敗
2004年4月1日入段。
タイトル獲得数:1個(うち世界タイトル:0個)
対局日棋戦名年齢コメント
2013年11月(第32期)女流本因坊戦優勝25歳初タイトル。
2001年1月1日以降国際棋戦成績=1勝1敗(対韓国:1勝0敗、対中国:0勝1敗、対他:0勝0敗)
対局日棋戦名勝敗対戦相手
2009.12.25第8回正官庄杯第10局宋容慧五段(17)(中国)
2009.12.24>第8回正官庄杯第9局金恵敏五段(23)(韓国)
日本棋院の情報
【2013年11月30日 産経新聞「きょうの人」(伊藤洋一)】
挑戦すること7度目、プロ入り10年目にして念願の初タイトルを獲得した。11月27日に東京で行われた第32期女流本因坊戦5番勝負で女流3タイトルを独占していた謝依旻(しぇいみん)女流本因坊を3勝2敗で下した。これまで大舞台で負け越し続けてきた強豪にようやく一矢報いた。「うれしいです。これまでが長かったですから」。にこやかな笑みとともに発した言葉に実感がこもった。
東京都出身。2人の姉(三村芳織(かおり)二段、長島梢恵(こずえ)二段)の背中を追うように小学校入学前に囲碁を始め、6年生の時には少年少女大会で日本一に輝いた。「やるからには一流になれ」という父の教えを守り高校にも進学せず打ち込んだ結果、16歳でプロ試験に合格。このとき同期で入段したのが、台湾から来た天才少女の謝依旻だった。最年少で女流タイトルを獲得するなど記録を塗り替える謝依旻に何度も挑み続けながら、これまで一度も勝ったことはない。これだけに今回は「強い謝さんが相手ということを意識せず、自分の打ちたい手だけ打とうとした」。その心がけが功を奏したが、劣勢の最終第5局は終盤に大逆転。観戦していたプロ棋士を「そんな手があるのか」と仰天させた。
女流本因坊戦開幕前の9月、杉本明八段(40)と結婚。披露宴にはライバルの謝依旻も駆けつけ祝ってくれたが、勝負になれば話は別だ。「追いつきたとは思っていません。この対局もまずい場面が多かった。精進を続けないと」。ライバルとの激しい戦いはまだまだ続く。