Re: 新聞棋戦の序列 ( No.1 ) |
- 日時: 2006/05/14 18:47
- 名前: 囲碁データベース <igoigo@jcom.home.ne.jp>
- 七大棋戦の序列は優勝賞金額順で決まります。七大棋戦の序列は次のとおり。
2008年1月1日現在
棋聖戦(読売新聞) | 4200万円 | 名人戦(朝日新聞) | 3700万円 | 本因坊戦(毎日新聞) | 3200万円 | 十段戦(産経新聞) | 1500万円 | 天元戦(中日新聞) | 1400万円 | 王座戦(日経新聞) | 1350万円 | 碁聖戦(新聞連盟) | 777万円 |
【林裕著「囲碁百科辞典」(金園社昭和58年12月20日4500円)P200より】 日本棋院が契約している各新聞社との諒解事項に棋戦序列がある。それによって最も新しい棋戦「棋聖戦」(読売新聞)に最高の序列が与えられ、次ぎが「名人戦」(朝日新聞)、歴史が古く戦前に創設され、最初は1期2年で出発した伝統棋戦「本因坊戦」(毎日新聞)も今では第三の序列に甘んじている。(略) 序列が最高といっても、それは一定の範囲だけのことである。本因坊戦が出来たばかりの頃、例えば昭和16、17年の第1期本因坊・関山利一(六段〜七段)は大手合でも七段、八段の上位者より上座で対局していた。当時は九段即名人だったが、その席は空席だった。しかし現在の「棋聖」や「名人」も他の棋戦に挑戦者として現れる時には下座に座る。最高の「棋聖」もそれに次ぐ「名人」も、その席はその棋戦の範囲に限定されている。このようなことは一般のファンにはわかりにくいだろうが、そこが碁界の難しさである。
|
|