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日本の囲碁人口
日時: 2009/01/12 12:18
名前: 囲碁データベース

日本の囲碁人口を知りたい
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Re: 日本の囲碁人口 ( No.1 )
日時: 2013/11/19 23:16
名前: 囲碁データベース  <igoigo@jcom.home.ne.jp>

2013年の囲碁人口が発表された。囲碁人口は前年(2012年)の400万人から大幅に減少して280万人。インターネット調査に切り替わった2009年以降、囲碁人口は減少を続けていたが、今回の数値は壊滅的な減少のようだ。
レジャー白書は高齢化の進展に伴い今年(2012年調査)から「60代以上」を60代と70代に分けた。囲碁は男性で60代より70代の方が参加率が10%以上高くなる種目ベスト5に入った。「囲碁」は現在も10年前も40代が底値で年代を経るにしたがって参加率を増やしている。この結果は世代的な要因と年代的な要因の両方から来ていると分析されている。

囲碁人口は昭和56年(1981年)の1200万人をピークに年々減少し、1998年(平成10年)には初めて400万人台を割り390万人を記録した。その後、1998年(平成10年)12月、囲碁漫画「ヒカルの碁」開始とともに囲碁ブームが起こり、1999年(平成11年)410万人、2000年(平成12年)460万人、2001年(平成13年)450万人、2002年(平成14年)480万人、2003年(平成15年)420万人、2004年(平成16年)450万人と400万人台に回復していた。しかし「ヒカルの碁」のテレビ放映が2003年3月に終了し、漫画連載が2003年5月12・19日号に終わると囲碁ブームは去り囲碁人口は減少して、2007年はあっさり300万台を割り240万人に激減し史上最低を記録した。
2009年(平成21年)から調査方法が変更となり、ネット対局者も参加者に加えたことから、一挙に囲碁人口は640万人に回復し、2010年(平成22年)も600万人台を維持したが、2011年は380万人、2012年は400万人に激減した。しかし今回(2013年)はインターネット調査に変更しても300万人を割ってしまった。インターネット調査に変わってしばらくは「インターネットで囲碁もやったことがある」という人が囲碁に参加と回答していたが、インターネット調査が定着してくると「インターネットで囲碁をやっている」という人しか囲碁に参加と回答しなくなったためであろう。

年度人口参加率回数備考
2015年250万人2.5%17.7回
2014年310万人3.1%16.2回
2013年280万人2.8%17.1回
2012年400万人3.9%20.2回
2011年380万人3.7%20.4回
2010年610万人6.0%15.1回
2009年640万人6.2%18.1回今年からインターネット調査を加える。
2008年250万人2.3%23.6回
2007年240万人2.2%22.0回
2006年360万人3.3%21.3回
2005年350万人3.2%25.8回
2004年450万人4.1%20.2回
2003年420万人3.8%13.7回「ヒカルの碁」のテレビ放映3月に終了。
2002年480万人4.4%21.0回
2001年450万人4.1%20.9回
2000年460万人4.2%24.6回
1999年410万人3.8%21.3回
1998年390万人3.6%15.9回12月、囲碁漫画「ヒカルの碁」開始。
1997年470万人4.4%21.4回
1996年410万人3.9%25.1回
1995年490万人4.6%24.3回
1994年570万人5.4%23.3回
1993年530万人5.1%21.7回
1992年500万人4.8%26.8回
1991年570万人5.6%22.6回
1990年570万人5.6%22.1回
1989年760万人7.6%21.1回
1988年760万人7.7%20.1回4月、富士通杯始まる。
1987年730万人7.4%19.1回
1986年760万人7.9%21.7回
1985年700万人7.3%23.4回
1984年710万人7.8%25.1回
1983年970万人10.4%25.6回
1982年1130万人12.3%22.5回囲碁人口のピーク。
1981年???万人9.1%19.4回
1980年???万人6.1%31.2回少年少女全国大会始まる。
1979年670万人7.6%28.8回
1978年???万人???%???回
1977年???万人9.1%19.3回
1976年770万人9.1%19.3回
(注1)アンケート対象:全国15歳以上男女3000人(5万人以上都市部)のインターネット調査(2008年までは訪問留置法による調査)
(注2)参加率:アンケート回答者に占める囲碁を打ったと回答した人の率。参加率を基に囲碁人口が推計されている。
(注3)回数:囲碁を打ったと回答した人の年間参加回数。一年間に碁会所や自宅で碁を打った回数。碁会所に行って何局打っても回数は一回となる。

日本の囲碁人口が激減した原因は何であろうか。ボトム時(2007年)とピーク時(1988年)の参加率を比較して、その原因を探ってみよう。男女合計でみるとボトム時の参加率はピーク時の29%(7.7%→2.2%)しかない。特に男性の参加率がピーク時の24%(13.8%→3.3%)に減少していることから、男性の参加者の減少が囲碁人口減少の原因といえそうである。年代別参加率を比較してみると、40代男性(同3%;16.4%→0.5%)、50代男性(同10%;24.5%→2.4%)の参加率の減少が激しい。特に40代男性、50代男性の減少が囲碁人口減少の原因と言えそうである。

「ヒカルの碁」効果で10代男性(子供)の参加率は持ち直しはじめたかに見えたが、そうではなかった。10代男性の参加率は2002年7.4%→2003年8.4%→2004年13.7%→2005年4.3%と推移。2004年まで年々改善したが、2003年「ヒカルの碁」終了後に激減し、2007年には3.7%にまで減少した。子供の参加率の激減は将来に暗い影を落としている。

年度全体
男全体10代20代30代40代50代60代70代女全体10代20代30代40代50代60代70代
2015年2.54.56.12.81.10.32.35.718.30.60.90.00.00.30.41.02.1
2014年3.15.97.64.13.82.04.06.817.00.50.01.41.20.00.00.30.4
2013年2.84.85.72.02.43.02.07.014.10.91.02.70.00.00.41.31.3
2012年3.96.45.02.84.62.33.57.723.71.62.02.80.72.40.80.62.9
2011年3.75.76.43.72.62.24.510.6
1.86.01.01.41.12.41.5
2010年6.010.015.14.63.74.67.019.7
2.33.82.21.41.51.33.5
2009年6.29.911.45.24.11.85.622.1
2,73.62.62.11.51.14.2
2008年2.34.12.90.61.81.53.49.4
0.61.40.60.40.90.50.3
2007年2.23.33.72.80.50.52.47.2
1.15.91.22.00.50.41.2
2006年3.35.87.54.01.35.15.310.4
0.17.71.3-1.0-0.8
2005年3.25.44.32.30.52.16.012.3
5.0-1.71.20.90.41.3
2004年4.16.813.72.83.14.82.914.1
1.56.81.71.30.90.41.6
2003年3.86.18.42.72.94.73.812.2
1.63.11.11.23.90.41.3
2002年4.47.47.43.31.97.36.314.2
0.56.61.51.61.80.91.4
2001年4.17.46.42.92.35.69.414.8
0.94.51.40.22.1-0.3
2000年4.27.94.12.63.04.59.017.0
0.5---0.5-1.8
1999年3.86.66.92.21.04.213.311.2
1.13.30.71.30.31.40.8
1998年3.66.36.60.63.56.19.810.9
0.90.81.0-0.82.00.8
1997年4.48.42.62.42.57.514.016.5
0.60.80.71.30.9-0.3
1996年3.97.23.62.73.55.111.913.6
0.81.10.30.3-0.62.6
1995年4.68.07.73.23.28.411.213.3
1.22.3-1.00.61.92.2
1994年5.49.56.12.03.57.017.217.8
1.4-0.60.82.71.61.5
1993年5.19.06.23.13.85.916.217.2
1.41.50.91.70.91.52.0
1992年4.88.77.72.64.79.913.213.6
1.01.40.61.70.61.01.0
1991年5.610.27.14.03.910.715.118.8
1.23.40.81.20.91.50.4
1990年5.610.57.54.35.29.718.915.9
1.11.2-1.01.32.11.0
1989年7.613.89.83.15.314.626.222.0
1.42.00.51.51.02.11.5
1988年7.713.87.95.55.316.424.519.6
1.81.41.12.42.61.11.5
1987年7.412.94.76.29.614.818.620.4
1.92.41.01.63.02.11.0
1985年7.313.37.06.012.716.816.717.5
1.64.20.81.51.21.03.4
1984年7.814.36.13.411.719.323.020.7
1.53.81.70.70.81.22.4
1979年7.614.97.111.113.420.619.214.8
1.1-2.11.60.41.10.8

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