韓国プロ棋士・等級ランキング

韓国囲碁界にもランキング制が導入された。韓国棋院は1年余の準備作業を終え、βバージョン1. 0を完了、配点基準と一緒に2005年8月ランキングを8月8日に発表した。棋士ランキングは50位までを毎月1回に公開する。等級点数は最近1年間の成績を対象に付与する。
ランキングポイント(RP)の配点方式は、基本点数(予選4点、本戦25点)と勝利点数(予選1点、本戦5点)、4強ボーナス点数(優勝250点、準優勝125点、3、4位60点)を合算するのが出発点。これに"棋戦加重値"を加え、"棋戦認定率"を掛ける。
棋戦加重値とは、出場棋士に支払われる実質賞金総額を基準にそれぞれの棋戦を順序化、10段階の加重値を細分化したもの。棋戦認定率は、棋士の出場範囲を勘案する装置。例えば全棋士が参加する世界棋戦を100%とすると国内予選なしに出場者が決まる海外棋戦成績は65〜80%だけ反映される。新鋭棋戦、女流棋戦のような制限棋戦は成績の40%だけ認定される。このようにして出された点数に勝利時に相手総点数の0.1%を追加したものが最終ランキングポイント(RP)となる。強者を破れば自己の点数も高まる。すべての棋士は基本点数1万点で出発する。
一時調子がよかったときにランキングポイント(RP)が特異点的に良くなる"フロッグ成績"が無限に反映される弊害を防ぐ"減価償却"方式も導入された。最近100日以内の成績だけ100%計算してくれ、以後30日ごとに10%ずつ評価が減り1年後には効果が消えるようにした。例を上げると、ある棋戦で優勝して100点のランキングポイント(RP)を獲得した場合、その得点は100日目以後からは90点、130日目以後には80点となり1年後には0点になる。
韓中天元戦、韓中新人王戦は公式棋戦と認定はするがランキングポイントには反映しないことにした。農心杯、囲碁リーグなど団体戦には優勝ボーナスを適用しないが、農心杯国内予選の場合5回戦から本戦点数を認定する。


2005年12月31日棋士等級点順位
棋士名等級点数
(1)李昌鎬九段23178
(2)崔哲瀚九段23039
(3)李世石九段21634
(4)朴永訓九段17517
(5)趙漢乗八段17244
(6)朴正祥五段14508
(7)゙薫鉉九段14362
(8)元晟湊六段14360
(9)安祚永九段14291
(10)劉昌赫九段13818
(11)宋泰坤七段13490
(12)李映九四段13441
(13)尹峻相四段13405
(14)金主鎬六段13350
(15)金成龍九段13139
(16)李熙星六段13057
(17)高根台四段13023
(18)姜東潤四段12917
(19)白洪淅四段12748
(20)睦鎮碩九段12596
(21)内廼偉九段12444
(22)温昭珍二段12370
(23)陳東奎二段12332
(24)洪性志四段12318
(25)尹R皙八段12298
(26)李廷宇五段12289
(27)徐奉洙九段12109
(28)朴ヤ恩六段12088
(29)姜至省七段12037
(30)柳才馨七段12017
(31)玉コ真三段11976
(32)許映皓四段11964
(33)安達勲六段11948
(34)尹盛鉉九段11920
(35)洪旻杓五段11899
(36)金明完七段11748
(37)金承俊九段11744
(38)趙恵蓮六段11742
(39)徐武祥六段11735
(40)金志錫二段11699
(41)金鎮佑二段11663
(42)金起用二段11597
(43)朴升哲五段11566
(44)孫根气二段11557
(45)李載雄四段11553
(46)朴昇哲四段11552
(47)朴正根初段11531
(48)金栄桓八段11482
(49)江鋳久九段11479
(50)崔明勲九段11475
韓国棋院より韓国棋士最新等級点順位が公布された。
2005年12月31日 韓国棋院HP

最終更新日: 2006年1月6日