世界ランキング
Go Player's World Ranking

2012年12月31日の世界ランキング
順位棋士2012年
12月31日9月30日6月30日3月31日
1李世石(韓)9851969497479733
2古力(中)9800972196549646
3陳耀Y(中)9761977796899669
4時越(中)9731973596829580
5朴廷桓(韓)9686976397899724
6彭立尭(中)9665958794809464
7檀嘯(中)9650963596819665
8柁嘉熹(中)9646970096119504
9崔哲瀚(韓)9638965895969586
10范廷ト(中)9633963495959598
11元晟湊(韓)9617959695849583
12周睿羊(中)9607963295869606
13王檄(中)9605960395489491
14趙漢乗(韓)9599957195579529
15白洪淅(韓)9590954495159510
16謝赫(中)9590964797219706
17金志錫(韓)9578965395589583
18朴文尭(中)9555955695729650
19姜東潤(韓)9546955195649600
20半c廷(中)9543950293979438
21金昇宰(韓)9525949194439351
22朴永訓(韓)9523948895519568
23江維傑(中)9516951595739635
24毛睿龍(中)9512943593869311
25李映九(韓)9511947594249484
26胡耀宇(中)9509954795679551
27劉星(中)9490946094569483
28連笑(中)948994649396番外
29孔傑(中)9485950895469641
30邱峻(中)9481947894999540
31唐韋星(中)9481943993449378
32尹o相(韓)9480945194659435
33鍾文靖(中)9473947194649420
34井山裕太(日)9471946095369523
35李昌鎬(韓)9461942994539484
36李(中)9458948895039509
37李志賢(韓)9453944894049336
38党毅飛(中)9442945794199392
39彭筌(中)9436934993549412
40羅玄(韓)9432941294319388
41許映皓(韓)9424942394649475
42古霊益(中)9418943593889421
43楊鼎新(中)9417939193959434
44鶉光亜(中)941194039357番外
45李康(中)9404935693729328
46姜儒沢(韓)9392939294099381
47孟泰齢(中)9387951295329491
48卞相壹(韓)93859419番外番外
49安成浚(韓)93859388番外番外
50周賀璽(中)9381934693729414
51睦鎮碩(韓)9380937593719444
52牛雨田93739426番外9483
53洪性志(韓)936294109342番外
54周鶴洋(中)9357番外番外番外
55安國鉉(韓)93549379番外9355
56常昊(中)9348936193609363
57丁偉(中)9348936493669407
58李東勲(韓)9345番外番外番外
59陶欣然(中)9339936993479360
60王昊洋(中)9339935793939345

世界ランキングの計算方法

裴泰一(ペ・テイル)博士(韓国棋院ランキング委員)は2010年1月からは3ヶ月に一回ずつ世界ランキングを計算して発表している。裴泰一(ペ・テイル)博士は、韓国等級ランキング制度(=2009年1月から実施されている統計的ランキング制度)を創案した人。世界ランキングは3段階で計算する。

第1段階では、各棋士の戦績を計算しランキングスコアを付ける。この際、「最大の蓋然性の方法」を使用する。このように計算されたスコアは、国家間の競争力を正しく反映してはいない。 その理由は、各棋士は国際棋戦では外国の棋士と打つ対局数が少ないためだ。例えば、張栩は2005年にLG杯で優勝しそのときのランキングは世界5位くらいになったが、それ以降、日本の棋士との対局では良い成績をおさめているが国際大会の対局は減っている。日本の国際競争力の弱体化を考慮しない場合は、張栩の世界ランキングはそのままで非常に高くなってしまう。張栩のおかげで他の日本の棋士も同様に高くなってしまう。このような弊害を排除のため、欧州囲碁連盟のランキング制度を開発したシプルリ博士が計算した2008年度の世界ランキングでは日本の棋士たちは複数の人が上位ランキングになってしまった。シプルリ博士はその後の世界ランキングの計算を中断した。

第2段階では、各国の得点調整を行って各国棋士の国際競争力を反映した。各国の得点調整は、韓国、中国、日本、台湾の各地域で活動している棋士が外国の棋士との対局で集合的にどのような成績を出したのかを計算し、各地域の棋士のスコアを全体的に調整した。そのために他の国で活動する棋士たちの間の過去3年間の大棋戦の結果を使用して時間が古い対局には時間の重みをつけて(1年前の対局には重みが0.5で、2年前の対局は重みが0.25、というふうに減っ行く)、最近の実力を反映するようにした。そうすれば、2010年前半の中国の棋士たちの成績が全体的に良い時には、中国棋士のスコアが全体的に上がり、2010年後半の(広州アジアゲームなどで)韓国の棋士たちの成績が全体的に良いときは、韓国棋士のスコアが上向きに調整される。このような過程を経れば、過去数年間に日本の国際競争力が著しく低下したことがきちんと反映することができる。

第3段階では、地域ごとのばらつきを調整する。地域の近いところに住んでいる会員同士の対局が多く、他の地域に住んでいる会員たちとは対局が少ない。筆者が開発した調整方法を使用すれば、地域によるばらつきを解消することができる。例えば、北東に住んでいるアメリカ囲碁協会の会員と西部に住んでいるアメリカ囲碁協会の会員は全国大会によく出る上位ランカーたちを除いてはお互いに対局する機会が少ないため、西部に住む会員のスコアと東北部に住んでいる会員のスコアが別の実力を表すことがある。このようなことは欧州囲碁連盟でも起こりうる。国際的な試合に頻繁に参加している上位ランカーたちを除けば、通常、自分の国のトーナメントや自分の町のトーナメントには参加するが遠い所で開かれるトーナメントには参加していないため、欧州連合の点数は国ごとにばらつきがあることが知られている。筆者が開発した調整方法を使用すれば、地域によるばらつきを解消することができる。

最終更新日: 2013年1月20日